Freepikの動画生成AIが凄い!Runway Alephの使い方を解説

仕事に活かすAI

AIを活用したビジネスの効率化をお手伝いしているフリーランスのナオキです。いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

個人事業主や中小企業の皆さんとお話ししていると、「やっぱりこれからは動画だよね」という話題になることが本当に増えました。SNSでの発信や商品の紹介など、動画の力は絶大です。でも、いざ自分で作ろうとすると「編集ソフトの使い方が難しい」「撮影や編集に時間がかかりすぎる」「外注するとコストが…」といった壁にぶつかってしまう、そんなお悩みもよく耳にします。

もし、あなたが撮った普通のスマホ動画が、まるで映画のワンシーンのように生まれ変わるとしたらどうでしょう。もし、頭の中にあるイメージを言葉で伝えるだけで、全く新しい動画が自動で作り出せるとしたら。今日は、そんな夢のような話を現実にしてくれる、驚きの新サービスをご紹介します。

あの画像素材サイトFreepikに革命的な新機能が登場!

デザインに関わる方なら一度は使ったことがあるであろう、高品質な画像素材サイト「Freepik」。写真やイラスト、アイコンなど、様々なクリエイティブ素材が手に入ることでおなじみですよね。私自身も、ウェブサイト制作や資料作成で本当にお世話になっています。

そのFreepikが、先日とんでもない新機能を発表しました。なんと、プラットフォーム内で直接使える動画生成AIを導入したのです。

https://jp.freepik.com/

動画生成AI「Runway Aleph」とは?

今回Freepikに搭載されたのは、「Runway Aleph」という最先端の動画生成AIです。Runway社は、動画生成AIの分野では世界的に有名な企業で、その技術力の高さには定評があります。

このRunway Alephがすごいのは、「テキストによる指示」だけで動画を自由自在に操れる点です。専門用語では「プロンプト」と言いますが、難しく考える必要はありません。「こんな動画にしてほしい」というお願いを、チャットで話すように文章で入力するだけ。それだけでAIが意図を汲み取って、動画を生成したり、編集してくれたりするのです。

Runway Aleph – AI Video Editing & Manipulation | Free Online
Edit videos with AI using Runway Aleph. Change camera angles, add/remove objects, transform styles, modify environments....

なぜ「Runway Aleph」がすごいのか?

これまで、高品質な動画を作るには、専門的な撮影機材や高性能なパソコン、そして何より動画編集ソフトを使いこなすための知識と時間が必要でした。しかし、FreepikにRunway Alephが搭載されたことで、その常識が大きく変わります。

使い慣れたFreepikの画面から、画像を探すのと同じような手軽さで、プロクオリティの動画制作にアクセスできるようになったのです。これは、動画コンテンツ制作のハードルを劇的に下げ、私たちのような小規模な事業者にとって、まさに革命的な出来事だと言えるでしょう。

テキスト一つで何ができる?Runway Alephの魔法のような機能

では、具体的にこのRunway Alephでどんなことができるのでしょうか。ここからは主な機能を、具体例を交えながらご紹介します。

持っている動画をガラッと変身

例えば、あなたがスマートフォンで撮影した、ごく普通のカフェの店内動画があるとします。この動画をFreepikにアップロードし、Alephモデルを選んで「全体をサイバーパンク風のネオンが輝く、未来的な雰囲気にして」とテキストで指示するだけで、あっという間にSF映画のような映像に生まれ変わります。

私も試しに、先日撮った何気ない風景動画に「温かみのある光が差し込む、ジブリ映画のようなノスタルジックな雰囲気に」とお願いしてみました。すると、AIが映像の色味や光の加減を絶妙に調整してくれて、本当に感動的な仕上がりになったんです。これなら、自社商品の紹介動画も、ただ撮るだけでなく「もっと高級感のある、ラグジュアリーな印象に」といった指示一つで、ブランドイメージを格段に向上させることができそうです。

何もないところから新しい動画を生み出す

もう一つの強力な機能が、テキストから全く新しい動画を生成する「Text to Video」です。これは、写真やイラストをAIで生成するのと同じ感覚で、動画版ができるようになったと考えてください。

例えば、SNSの投稿用に「夕暮れの美しいビーチを、楽しそうに歩く柴犬の動画」が必要になったとします。以前なら、実際に犬を連れて海まで撮影に行くか、高価な動画素材を購入する必要がありました。しかしこれからは、Freepik上でその言葉を入力するだけで、イメージ通りの動画をAIがゼロから作り出してくれます。

ウェブサイトのトップページに動きをつけたい時、ブログ記事の内容を補足するイメージ映像が欲しい時、広告でユーザーの目を引きたい時など、活用の幅は無限大です。あなたのビジネスなら、どんな動画を作ってみたいですか?想像するだけでワクワクしてきますよね。

驚くほど簡単な使い方を実際に検証してみました!

「でも、やっぱり操作が難しいんじゃないの?」と思われるかもしれません。ご安心ください。使い方は驚くほどシンプルでした。

まず、Freepikのサイトにアクセスし、動画の編集画面を開きます。そこに、お手持ちの動画をアップロードするか、Freepik内の素材を選びます。そして、編集機能の一覧から「Aleph」と書かれたモデルを選択。すると、プロンプト、つまりテキスト指示を入力するボックスが現れます。

あとはそこに、日本語で「こんな風にしてほしい」というあなたのアイデアを書き込むだけ。「もっとダイナミックな動きをつけて」「水彩画のようなタッチにして」など、自由な言葉で大丈夫です。最後に生成ボタンを押せば、あとはAIが処理してくれるのを待つだけ。数分後には、あなたの指示を反映した新しい動画が完成しています。

これまで動画編集ソフトの複雑なタイムラインやエフェクト設定に挫折した経験がある方でも、これなら直感的に使いこなせるはずです。

あなたのビジネスを加速させる!具体的な活用アイデア

この手軽さは、リソースが限られている個人事業主や中小企業にとって大きな武器になります。いくつか具体的な活用アイデアを考えてみました。

SNS運用をもっと魅力的に

インスタグラムのリールやTikTokのショート動画など、動きのあるコンテンツはユーザーの注目を集めやすいです。新商品の予告動画や、サービスのビフォーアフター動画などをRunway Alephでサッと作って投稿すれば、エンゲージメントの向上が期待できます。

広告やウェブサイトの表現力をアップ

動画広告は静止画よりもクリックされやすい傾向にありますが、制作コストが課題でした。この機能を使えば、複数のパターンの広告クリエイティブを低コストで量産し、効果の高いものを見つけるABテストも気軽に行えます。また、ウェブサイトのメインビジュアルに動画を使えば、訪問者に強いインパクトを与えることができるでしょう。

まとめ:動画制作の民主化が始まった

今回は、Freepikに新しく搭載された動画生成AI「Runway Aleph」についてご紹介しました。

テキスト指示だけで、既存の動画を編集したり、全く新しい動画を生成したりできるこの機能は、これからのコンテンツ制作のあり方を大きく変える可能性を秘めています。専門知識や高価な機材がなくても、誰もがアイデア一つで魅力的な動画を生み出せる。まさに「動画制作の民主化」が始まったと言えるでしょう。

特に、私たちのように日々忙しく働く個人事業主や中小企業の経営者にとって、時間とコストをかけずに発信力を強化できるこのツールは、強力な味方になってくれるはずです。

Freepikは無料プランから試すこともできますので、ぜひ一度、この未来の動画制作を体験してみてください。きっと、あなたのビジネスに新しい可能性が広がるはずです。

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