ツール選び・費用・補助金

ChatGPT・Copilot・Gemini比較|中小企業の選び方と費用

AI活用コンサルタントのナオキです。中小企業の皆さんや個人事業主の方々へ、AIを使った業務効率化のお手伝いをしています。

この記事を読まれている方の中には、「自分はChatGPTを使っているけれど、会社として導入するならChatGPT・Copilot・Geminiのどれを選ぶべきか」と考えている方はいませんか?この3つは名前が広く知られている一方で、料金の仕組みも、力を発揮する場面もそれぞれ異なります。そこで本記事では、2026年7月17日時点で各社の公式ページを確認した情報をもとに、3つのツールの違いと、自社に合う1つを選ぶための考え方を解説します。

ChatGPT・Copilot・Geminiの選び方|基準は「普段どこで仕事をしているか」

最初に結論からお伝えすると、この3つを性能の優劣だけで選ぶ必要はありません。私が比較の相談を受けたとき、最初に確認するのは「社内の仕事が、どのサービスの上で回っているか」という点です。

WordやExcel、Outlookを中心に仕事をしている会社なら、Copilotが有力な候補になります。CopilotはMicrosoft 365のアプリの中に組み込まれる形で動くため、社員が新しい画面の使い方を覚える負担が小さくて済むでしょう。GmailやGoogleドキュメントなど、Google Workspaceで仕事をしている会社なら、同じ理由でGeminiが候補になります。そして、特定のオフィス環境に縛られず、文章作成・分析・調べものを幅広くこなす汎用のAIとして導入したい場合は、ChatGPTの法人向けプランであるChatGPT Businessが候補にあがります。

つまり、ツール選びの主役はAIそのものではなく、皆さんの会社の毎日の業務環境です。この前提を踏まえて、ここからは、各ツールの内容と費用を具体的に見ていきましょう。

3ツールの特徴と費用について(2026年7月17日時点)

ChatGPT Business|1人あたり月3,050円から

OpenAIの公式料金ページによると、ChatGPT Businessは1ユーザーあたり月額3,050円で、月払いでは3,850円です。2ユーザーから契約できるので、まず経営者と担当者の2人で始めてみるのもおすすめです。管理コンソールや一括請求、SAML SSOといった管理機能に加え、「業務データは既定でモデルの学習に使われない」ことが公式ページに明記されている点が、個人向けプランとの大きな違いといえます。

Microsoft 365 Copilot Business|1人あたり月2,698円から

Copilotの中小企業向けプランは「Microsoft 365 Copilot Business」です。Microsoft公式のFAQによると、Microsoft 365 Business Basic・Standard・Premiumのいずれかを契約している300ユーザー以下の組織が対象で、大企業向けのMicrosoft 365 Copilotと同じ機能を利用できると記載されており、機能面で見劣りする心配はありません。

料金は、1ユーザーあたり月2,698円(通常3,148円からの値下げ表示、年払い・税抜)です。Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsといった普段のアプリの中でそのままAIを呼び出せるのが最大の強みで、Microsoft 365 Business Standardとセットにした月3,523円(年払い・税抜)という組み合わせも公式ページに用意されています。Copilot Businessは単体では契約できず、必ずMicrosoft 365 Businessプランが前提になるため、自社の契約状況を先に確認してみましょう。

Gemini|Google Workspaceの対象プランに追加費用なしで含まれる

Geminiは、他の2つと位置づけが少し異なります。Googleの公式料金ページによると、Gmailやドキュメントなどのアプリの中でAIを使える「Workspaceアプリ内のGemini」は、Google WorkspaceのBusiness Standard以上のプランに含まれており、Geminiのために別のライセンスを買い足す必要はありません。最も安いBusiness Starterでは利用範囲に制限はありますが、Gmail内のGeminiなど一部の機能が使えます。また、資料を読み込ませて調査や要約に使えるNotebookLMも、Standard以上なら1日あたりの利用上限が広がった状態で使えます。

今日から活用!比較を前に進める3つの行動

ここからは、検討を具体的に前へ進めるためにすべきことをご紹介します。

1つ目は、自社のメールとオフィスソフトがMicrosoftとGoogleのどちらで動いているかを確認するという点です。これだけで候補は実質1〜2つに絞れるでしょう。2つ目は、無料トライアルを実際に試してみるという点です。Google Workspaceには14日間のトライアルが、Copilot Businessにも無料試用版が用意されているので、まずここから触ってみてください。3つ目は、いきなり全社導入せず、まず2〜3人の少人数で1か月使ってみるという点です。議事録の要約やメールの下書きなど、試す業務を先に決めておくと、費用に見合うかどうかの判断材料が具体的になります。料金や条件は変わる可能性があるため、契約前に必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

どのツールが自社に合うのか、契約前に一度プロの目で確認しませんか?

うちに合うツールを診断してもらう >

ナオキの所感

10社以上の導入を伴走してきて私が感じるのは、ツールの性能差よりも「社員が毎日開く画面の中にAIがいるかどうか」が定着を左右する、ということです。性能比較の記事を読み込んで最強の1つを探すより、今の業務環境に自然に溶け込むものを選んだ会社のほうが、結果として活用が進んでいます。一方で、研修に入ると「経営者はChatGPT、現場はCopilot」のように社内でツールがばらばらになっている会社も少なくありません。どれを選ぶかと同じくらい、「会社としてどれに揃えるか」を決めることが、教育コストと情報管理の両面で効いてくると私は考えています。

まとめ

今回は、ChatGPT・Copilot・Geminiの3つについて、中小企業がどれを選ぶべきかの基準と費用を解説しました。判断の出発点は性能ランキングではなく、自社の業務がMicrosoftとGoogleのどちらの環境で回っているかにあります。Microsoft中心ならCopilot Business、Google中心ならGeminiが含まれるWorkspaceの対象プラン、環境を問わず汎用AIとして使うならChatGPT Businessがおすすめです。まずは自社のオフィス環境の確認と、少人数でのトライアルから始めてみてください。

参考:ChatGPT Pricing | OpenAI(2026年7月17日時点)
参考:Microsoft 365 Copilot プランと価格 | Microsoft(2026年7月17日時点)
参考:Microsoft 365 Copilot ビジネスに関する FAQ | Microsoft Learn(2026年7月17日時点)
参考:柔軟な価格プラン オプションの比較 | Google Workspace(2026年7月17日時点)

この記事の監修者

岡田直記

岡田 直記(おかだ なおき)

Yohaku creation 代表/AI活用コンサルタント

セブン-イレブン・ジャパンでの10年以上の営業経験を経て独立し、これまでに200名以上の個人・10社以上の企業を支援。「導入して終わり」にしない伴走型の生成AIコンサルティングを強みに、現場が自らAIを使いこなす「自走する組織」への変革をサポートしています。

どれを選ぶかで、
コストは3倍変わります。

ツール選定から社内への定着まで、御社の環境に合わせてご提案します。初回のご相談は無料です。

うちに合うツールを診断してもらう >

無料相談はこちら