AI活用の専門家ナオキです。フリーランスとして、個人事業主の方や中小企業の皆さんの業務効率化をお手伝いしています。
さて、皆さんはプレゼンテーションの資料作成にどれくらい時間をかけていますか。「伝えたいことはあるのに、デザインがどうしてもしっくりこない」「もっと見栄えの良い資料を作りたいけど、時間がない」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。私自身も、駆け出しの頃は深夜までプレゼン資料と格闘していた苦い経験があります。
そんな資料作成の悩みを一気に解決してくれるのが、AIプレゼンテーションツールです。今回は、私が普段から注目している「Manus Slides」に、素晴らしいアップデートがあったので、その魅力をご紹介したいと思います。
AIがあなたの代わりにプレゼン資料を作るManus Slidesとは
まず、Manus Slidesをまだご存じない方のために、簡単にご説明しますね。
Manus Slidesは、一言でいうと「作りたいプレゼンの内容をテキストで入力するだけで、AIが自動的に構成を考えてスライドを作成してくれる」画期的なツールです。
例えば、「AIを活用したSNS運用の新サービス」というテーマでプレゼンを作りたいとします。従来なら、まず構成を考え、各スライドのタイトルを決め、内容を書き込み、それからデザインを整えて、と多くの手間と時間がかかりました。
しかしManus Slidesを使えば、テーマを伝えるだけで、AIが「はじめに」「現状の課題」「解決策としての新サービス」「導入のメリット」「料金プラン」「まとめ」といった、説得力のある構成を自動で組み立ててくれるのです。
これだけでも十分に時間短縮になりますが、今回のアップデートは、資料の「見た目」、つまりデザイン面をさらに強化するもの。これが本当にすごいんです。
待望のアップデート！魅力的な新テーマが仲間入り
今回、Manus Slidesに新しく追加されたのは、ずばり「デザインテーマ」です。これまでは基本的なデザインが中心でしたが、一気に多彩なスタイルが選べるようになりました。
追加されたテーマの一部をご紹介します。
Glamour（グラマー）
高級感と洗練された雰囲気が特徴のテーマです。黒やゴールドを基調としたデザインは、重要な商談や投資家向けのピッチなど、相手に信頼感と格調高い印象を与えたい場面にぴったりです。
Sketch（スケッチ）
手書きのラフスケッチのような、温かみと親しみやすさを感じさせるテーマです。社内のブレインストーミングや、アイデアを共有する初期段階のミーティングで使えば、堅苦しくならず、活発な意見交換を促せるかもしれません。
Arctic（アークティック）
北極圏をイメージさせる、クールでミニマルなデザインです。青と白を基調としたクリーンな印象は、データに基づいた報告書や、専門的な内容を扱う技術説明会などに最適。情報をすっきりと見せたい時に役立ちます。
Lavender（ラベンダー）
その名の通り、ラベンダーカラーを基調とした、穏やかで優しい雰囲気のテーマです。クリエイティブな提案や、社内研修、顧客向けのセミナーなど、相手にリラックスして話を聞いてもらいたい時に効果を発揮しそうです。
Neon（ネオン）
近未来的でポップな印象を与える、インパクト抜群のテーマです。スタートアップのサービス紹介や、若者向けのイベント告知など、聴衆の注目をぐっと引きつけたい時に選ぶと良いでしょう。
これらのテーマが、なんとクリック一つで適用できるのです。デザインの専門知識は一切不要。誰でも簡単に、プロが作ったような見栄えの資料を瞬時に手に入れることができます。
こんなシーンで大活躍！新テーマの具体的な活用法
では、これらの新しいテーマは、実際のビジネスシーンでどのように活かせるのでしょうか。皆さんのビジネスを想像しながら読んでみてください。
例えば、あなたが新しいアプリを開発したスタートアップの経営者だとします。投資家を集めたピッチイベントで、自社のビジョンと将来性を力強く伝えたい。そんな時、「Neon」テーマを使えば、革新的なイメージを視覚的にアピールできます。あるいは、高級志向のサービスなら「Glamour」で、その価値を物語ることができるでしょう。
先日、私もクライアントへの月次報告で「Arctic」テーマを試してみました。いつもはシンプルなテンプレートを使っていたのですが、Arcticに変えただけで、データや分析結果がいつもよりシャープで説得力を持って見えたのです。クライアントからも「今回の資料、すごく分かりやすくて見やすいですね」とお褒めの言葉をいただき、デザインが与える印象の大きさを改めて実感しました。
また、社内向けの勉強会ではどうでしょう。新しいツールの使い方をレクチャーする際に、「Sketch」テーマを使ってみました。手書き風のデザインが、参加者の緊張をほぐし、「なんだか面白そう」というポジティブな雰囲気を作り出してくれました。結果、質問も活発に出て、非常に有意義な時間になったのです。
このように、プレゼンの目的や相手に合わせてデザインテーマを使い分けることで、伝えたいメッセージがより深く、明確に届くようになります。皆さんのビジネスなら、どのテーマが活躍しそうですか。
デザイン作業からの解放がもたらす本当の価値
Manus Slidesの新テーマがもたらす最大の価値は、「デザインに悩む時間からの解放」だと私は考えています。
個人事業主や中小企業の経営者の皆さんは、とにかく時間がありません。本業に加えて、経理や営業、そして資料作成まで、一人で何役もこなさなければならないのが現実です。
そんな中で、プレゼン資料のデザインに何時間も費やすのは、非常にもったいない。その時間があれば、もっと顧客と向き合ったり、新しいサービスのアイデアを練ったりできるはずです。
AIがデザインを肩代わりしてくれることで、私たちは最も重要な「何を伝えるか」という中身の部分に集中できます。AIが作った構成案を元に、自分の言葉でメッセージを磨き上げる。デザインは、そのメッセージを最も効果的に見せるための服として、AIに選んでもらう。この分業こそが、これからの時代のスマートな働き方ではないでしょうか。
複雑な操作は一切なく、クリック一つ。この手軽さが、デザインが苦手な人にとっての救世主となるのはもちろん、得意な人にとっても思考を中断させないスムーズな作業環境を提供してくれます。
まとめ：AIと共に、あなたの想いを届けよう
今回は、AIプレゼンツール「Manus Slides」に追加された新しいデザインテーマについてご紹介しました。
「Glamour」や「Sketch」といった多彩なテーマが加わったことで、資料作成はさらに速く、簡単で、そしてクリエイティブな作業に変わります。
もう、デザインで悩む必要はありません。AIという頼もしいアシスタントと共に、あなたの素晴らしいアイデアや情熱を、より魅力的な形で相手に届けてみませんか。
プレゼン資料作りが苦手だった方も、この機会にぜひManus Slidesを試してみてください。きっと、あなたのビジネスの強力な武器になってくれるはずです。
これからも、皆さんの仕事がもっと楽しく、効率的になるようなAI活用術を発信していきますので、どうぞお楽しみに。
コメント