AI活用の専門家ナオキです。フリーランスとして、個人事業主や中小企業の皆さまの業務効率化やSNS運用のお手伝いをしています。
最近、多くの方から「AIって結局、私たちのビジネスにどう関係あるの?」という質問をいただきます。ニュースで毎日AIの話題を見かけるけれど、自分の仕事にどう活かせばいいのか、いまいちピンとこない、という方も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな皆さまの疑問に一つの視点を提供する、非常に興味深いお話をご紹介します。AIが経済全体にどれほどのインパクトを与えるのか、その未来予測に関する専門家の見解です。この記事を読み終える頃には、AIに対する見方が少し変わっているかもしれません。
現在のAI評価は甘すぎるのかもしれない
皆さんは、AIが今の経済にどれくらい貢献しているかご存知でしょうか。専門家の間では、現在その貢献度は全体の3~5%程度だと言われています。これだけ話題になっている割には、意外と少ないな、と感じる方もいるかもしれません。
しかし、AIチャットボットで有名なChatGPTを開発したOpenAI社の研究員、シモン・シドア氏は、この数字に対して「AIの進化のスピードを甘く見すぎている」と指摘しています。
ほんの10年前を思い出してみてください
それでは、今から10年前の2010年代半ばのAIはどのようなものだったでしょうか。
当時のAIアシスタントに話しかけても、簡単な文章の意図すら正確に理解できず、的外れな答えが返ってくることも珍しくありませんでした。私自身も、スマートフォンの音声アシスタントに何度も話しかけ、結局手で入力した、なんて経験がたくさんあります。あの頃、AIが経済に与える影響は、ほぼゼロに等しかったと言えるでしょう。
ところが、そこからのAIの成長は、まさに驚異的でした。今やAIは、人間のように自然な文章を書き、複雑な議論を要約し、さらにはプログラムのコードを作成したり、美しいイラストを描いたりすることまで可能になりました。この数年間の変化の速さは、IT業界に長くいる私から見ても、正直なところ異常なほどです。
皆さんのビジネスの現場でも、この変化を感じる場面が増えてきたのではないでしょうか。例えば、メールの返信文案をAIに考えてもらったり、SNS投稿のアイデアを出してもらったりと、AIが「使えるアシスタント」として身近な存在になってきたと感じませんか。
シドア氏が言いたいのは、まさにこの点です。ほんの数年でゼロからここまでの進化を遂げた技術を、現在の貢献度だけで評価するのは、あまりに視野が狭いのではないか、というわけです。
想像を超えるスピードで未来はやってくる
シドア氏は、AIの進化はこれからも加速し続けると考えています。そして、それに伴い、経済への影響も爆発的に大きくなると予測しているのです。
彼の予測は、非常に大胆です。なんと、わずか1年後にはAIの経済への影響は全体の10パーセントに達し、2年後には20パーセントに達する可能性もあるというのです。
2年で20パーセント、つまり経済活動の5分の1がAIの影響を受ける、ということです。これは、もはや無視できない、社会全体の構造を変えうるほどの大きな変化です。
なぜそれほどまでにAIの影響は加速しているのか
「いくらなんでも、そんなに速く変わるわけがない」と思うかもしれません。しかし、AIの進化には、他の技術とは異なる特徴があります。それは、AI自身が新しいAIの開発や改良を手助けする、という性質です。
優秀なAIが登場すれば、そのAIを使って、さらに優秀なAIを効率よく開発できるようになります。このサイクルが回り始めると、進化のスピードはどんどん加速していく、いわゆる指数関数的な成長が起こり得るのです。
このすさまじい成長スピードを考えると、現在の3パーセントや5パーセントという数字だけで「AIの影響はまだ限定的だ」と判断するのは、早計だと言えるでしょう。それはまるで、まだよちよち歩きの赤ちゃんの姿だけを見て、「この子が将来マラソン選手になるなんてありえない」と決めつけてしまうようなものかもしれません。
経営者が向き合うべき視点
さて、ここからが本題です。これほどまでに大きな変化の波が押し寄せている中で、私たち個人事業主や中小企業の経営者は、どう行動すればよいのでしょうか。
「なんだか難しそうだし、怖いな」と感じる方もいるかもしれません。しかし、この変化は、見方を変えれば大きなチャンスです。大切なのは、この波に乗り遅れないように、今から準備を始めることです。
まずは「知る」ことから始めよう
何よりもまず大切なのは、AIを正しく理解することです。よくわからないものに対して、私たちは漠然とした不安や恐怖を感じてしまいます。まずは、AIが一体何であり、具体的にどのようなことができるのか、そして何が苦手なのかを知ることから始めましょう。
私がこのブログやSNSで情報発信を続けているのも、皆さまにAIを正しく知っていただき、ビジネスの味方にしてほしいという思いがあるからです。
小さな一歩を踏み出す勇気
AIの活用というと、何やら大掛かりなシステム開発や多額の投資が必要だと考えてしまうかもしれません。しかし、そんなことはありません。AI活用の第一歩は、驚くほど手軽に、今日からでも始められます。
例えば、以下のようなことから試してみてはいかがでしょうか。
・お客様へのメールの文面をChatGPTに相談してみる
・ブログ記事やSNS投稿のアイデアをいくつか出してもらう
・面倒なデータ集計や資料の要約を任せてみる
こうした小さな成功体験を積み重ねていくことで、AIが自分のビジネスにとって強力なパートナーになり得ることを実感できるはずです。私がお手伝いしているお客様の中にも、最初は半信半疑だった方が、今ではAIなしの業務は考えられない、とおっしゃる方がたくさんいます。
まとめ
今回は、OpenAIの研究員の見解をもとに、AIがこれから経済に与えるであろう、非常に大きなインパクトについてお話ししました。
シドア氏の予測通りになるかどうかは、誰にもわかりません。しかし、AIが私たちの想像を超えるスピードで進化し、ビジネスのあり方を根本から変えていく力を持っていることは、もはや疑いようのない事実です。
この大きな変化の時代に、ただ傍観しているだけでは、あっという間に時代に取り残されてしまうかもしれません。ぜひこの変化をチャンスと捉え、AIという強力な道具を使いこなす準備を始めてみてください。
AIをどう活用すればいいかわからない、自社の業務にどう取り入れればいいか具体的なアドバイスが欲しい、という方は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたのビジネスを次のステージへ進めるお手伝いができることを楽しみにしています。