AI活用コンサルタントのナオキです。いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
個人事業主や中小企業の経営者様からAI活用の相談を受ける中で、最近特に話題になるのが「AIによる動画生成」です。少し前までは夢物語だった、文章からリアルな動画を作り出す技術が、今や私たちのビジネスを大きく変えようとしています。
そんな中、先日また一つ、業界を揺るがすような驚きのニュースが飛び込んできました。Googleが発表して話題になった動画生成AI「Genie3」に、早くも強力なライバルが登場したのです。しかも、そのライバルはただの追随者ではありません。動画の概念を根本から変えてしまうかもしれない、とんでもない可能性を秘めているんです。
今回は、この新しいAIが私たちの仕事にどんなインパクトを与えるのか、分かりやすく解説していきます。
Googleに待った!中国テンセントが放つ新星AI
今回、AI界に衝撃を与えたのは、中国の巨大IT企業テンセントが発表した、新しいオープンソースのAIモデルです。オープンソースというのは、設計図が公開されていて、誰でも自由に利用したり改良したりできる仕組みのことです。つまり、多くの開発者がこの技術をベースに、さらにすごいツールを生み出していく可能性があるということになります。
このニュースがなぜこれほど注目されているのか。それは、このAIがGoogleの「Genie3」への明確な対抗馬と見なされているからです。
少しおさらいすると、GoogleのGenie3は、一枚の画像や簡単な指示から、まるでゲームのような操作可能な世界を生成できる画期的なAIでした。例えば、子供が描いたイラストを読み込ませると、そのキャラクターが動く簡単なゲームを自動で作り出してしまう、といった具合です。これだけでも十分に驚きでしたが、テンセントのAIは、さらにその一歩先を行くような機能を持っていたのです。
動画をリアルタイムで「操作する」という新体験
では、この新しいAIの何がそんなにすごいのでしょうか。最大の特徴、それは「既存の動画をリアルタイムで自分の思い通りに操作できる」という点にあります。
これまでの動画生成AIは、あくまで「指示に基づいて新しい動画を作る」のが主流でした。しかし、このAIは違います。すでにある動画の中のものを、まるでテレビゲームのキャラクターをコントローラーで動かすかのように、自由自在に操ることができるのです。
まるで魔法?映像の中の主人公は”あなた”
具体的なイメージをお伝えしましょう。
例えば、アクションゲームのプレイ動画があったとします。動画の中では、キャラクターが右に走っています。このAIを使えば、あなたはそのキャラクターに「いや、そっちじゃない、左だ」と指示して、リアルタイムで左に走らせることができるのです。もちろん、ジャンプさせたり、特定の動きをさせたりすることも可能です。
にわかには信じがたい話かもしれませんが、これを可能にしているのが、AIの膨大な学習データです。なんと、百万本を超えるゲームのプレイ動画を学習させることで、キャラクターの動きや物理法則を深く理解しているのです。だからこそ、私たちが操作しても、その動きは非常に滑らかで、不自然さがありません。まるで、本当にその世界の主人公を自分が動かしているかのような感覚を味わえるというわけです。
専門知識はもういらない。直感的な操作性
そして、私たちビジネスパーソンにとって何より嬉しいのが、この技術を使うのにプログラミングなどの専門知識がほとんどいらないように設計されている点です。
「AI」と聞くと、どうしても「難しそう」「専門家じゃないと扱えない」というイメージが先行しがちですよね。しかし、このAIは直感的に使えることを目指して開発されています。これにより、アイデアさえあれば誰でも映像をインタラクティブなコンテンツに変えられる時代が、もうそこまで来ているのかもしれません。
これは、AI導入のハードルを大きく下げ、私たちのような個人事業主や中小企業にとっても、大きなチャンスとなり得ます。
ゲームだけじゃない。この技術が変える私たちの仕事
「ゲームのキャラクターを動かせるのは分かったけど、それが自分の仕事にどう関係あるの?」
そう思われた方も多いかもしれません。しかし、この「動画をリアルタイムで操作する」という技術は、エンターテイメントの領域をはるかに超える可能性を秘めています。私たちのビジネスシーンで、どのように活用できるでしょうか。いくつか具体例を考えてみました。
一つ目は、顧客への商品説明やデモンストレーションです。
例えば、あなたが家具を販売しているとします。これまでは商品の紹介動画を見せるだけでした。しかしこの技術を使えば、お客様からの「このソファの色を別の色に変えてみて」「この角度から見てみたい」といったリクエストに、その場で動画を操作して応えることができます。オンラインでありながら、まるで店舗で接客しているかのような、没入感のある購買体験を提供できるでしょう。
二つ目は、従業員向けの研修やマニュアルです。
複雑な機械の操作方法を教える際、これまでは動画マニュアルを見て覚えてもらうのが一般的でした。この技術を応用すれば、研修を受ける人が動画の中の機械を実際に「操作」して、手順をシミュレーションできるようになります。安全な環境で何度でも試せるため、学習効果が飛躍的に高まることが期待できます。
三つ目は、SNSなどでの新しいコンテンツ発信です。
視聴者のコメントに応じて、動画の中のキャラクターや商品の動きを変えるライブ配信ができたら、とても面白そうだと思いませんか。視聴者参加型の新しいエンターテイメントが生まれ、ファンとの繋がりをより一層深めることができるかもしれません。私が支援しているお客様のSNS運用にも、ぜひ取り入れたいアイデアです。
未来はもうここに!今すぐ試せる革新的AI
今回ご紹介したテンセントのAIは、動画を一方的に「見る」ものから、双方向で「触る・参加する」ものへと進化させる、大きな一歩と言えるでしょう。
これまでお話ししてきた未来は、決して遠い夢物語ではありません。驚くべきことに、この革新的なAIモデルは、すでに一般に公開されており、専門知識がある方なら今すぐにでも試すことができるそうです。
もちろん、誰もが簡単に使えるツールとして普及するには、もう少し時間が必要かもしれません。しかし、技術の進化のスピードは私たちの想像をはるかに超えています。数ヶ月後には、今日お話ししたようなことが当たり前になっている可能性も十分にあります。
大切なのは、こうした新しい技術の登場を知り、「自分のビジネスならどう活かせるだろうか?」と考えを巡らせておくことです。
あなたなら、この「動画を意のままに操るAI」を、ご自身のビジネスにどう活用してみたいですか。ぜひ、この機会に想像を膨らませてみてください。私も、引き続き最新情報をお届けしながら、皆さんと一緒に新しいビジネスの可能性を探っていきたいと思っています。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。